1998年の作品なんですね。そんなに前だとは思ってなかった。ケイト・ブランシェットは三年後の2001年にロードオブザリングでエルフ族のガラドリエルを演じてます。
ケイトがとてもきれいだった。世間知らずのお姫さまで純粋にただローバートが好きだった女の子だったのに、女王陛下の謀反を企てたといって幽閉されてから、どんどん人生が変わっていく。無罪放免と思いきや、女王から「狼どもの前を通っておかえり」と言われて、みんなの前に出て行くと、皆が前の国王の娘、もしかしたら次の女王の彼女に恐れをなしてささっと通路をあけるあたり、さすがケイト、品格と威厳があります。そのあと廊下で皆の評価を聞いてしまうあたりの、にやっとしたかんじはガラドリエルだったけど。
キリスト教の名の下に法王が認めれば女王暗殺さえ正義になってしまう世の中で、裏切り者を排除してどんどん強くなっていくエリザベス。細かいところでわかんないことがいっぱいあって、世界史ちゃんと勉強しておけばよかった、とこういうとことで思います。
なんか見たことあると思ったら、最後まで忠誠を誓ったウォルシンガム卿のジェフリー・ラッシュはパイレーツのバルボッサだし、ダニエル・グレイグはなんとも野暮ったい祭司だし、この前Viggoと共演したヴァンサン・カッセルはこれまた変な王子さんだしぃ、びっくりです。
これを借りに行ったのに3本も別なのを借りて来ちゃったから、まだまだ映画鑑賞がつづくのであります。